本日2月22日。にゃーにゃーにゃーの日ですね。
猫の登場する話として真っ先に思いつくのが町田康のエッセイです。
【自分は猫が好きである。
どれくらい好きかというと、例えば往来をしていて、駐車場の車の下に猫がいるのを見つけたとする。と、もういけない。その場にかがみ込み、見知らぬ通りすがりの猫に、文字通り字義通りの猫撫声で、可愛いな、かしこいな、と語りかけ飽かぬという体たらくで、まったくもって浅ましいことこのうえない、というか、このことは自分の社会的評価にも影響する。
猫への果てしない愛。
猫のいる暮らしにあこがれる一方、その命の尊さや重さについても考えさせられます。
***
ところで、猫はすきなのですが、猫アレルギーです。
少し触れる程度なら大丈夫なんですが、長く猫を触っていると目がかゆくなったり、じんましんが出たり、鼻水が止まらなくなったりします。
触りたい・触れないのジレンマです。
それに、猫はかわいいけれど、ちょっと得体の知れない怖さがあります。
そういう猫に対する怯えを、猫は敏感に読み取っている気がします。
というのも、昔、日が暮れた道を一人で歩いていたときに、雑木林の中から現れた4、5匹の猫の集団に追いかけられたことがあるのです。おそらく買い物した食材を狙っていたのでしょう。なんとか走って逃げ切りましたが、集団だったこともあってかなりこわかった…。山賊に遭遇した気分でした。
普段は、少々猫をかぶっています。