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イラストレーター・山奈央のあれこれどこそこ

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片田舎の小学生の卒業式でのフォーマルスタイル

雑記

今週のお題「卒業」について。

卒業式について大人になって思い返したとき、小学校の卒業式は少し変だったことに気がつきました。

式自体はありふれたものなのですが、在校生が全員「ジャージ」着用と決まっていたからです。

片田舎の公立小学校で制服というものがなく、服装を揃えるにはジャージしかなかったための措置なのでしょうが、「卒業式」という式典に在校生がずらっとジャージで椅子に座っているというのは、改めて考えてみると異様です。

当時はそれを当然だと思って、ジャージをフォーマルウェア気分で着用していましたが…。

もちろん、在校生代表の送辞もジャージで読み上げられました。

 

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卒業式だけでなく、始業式や終業式などの児童全員が集まる場は、当然のごとくジャージ着用。小学校の修学旅行は京都だったのですが、このときも全員がジャージ着用でした。京都の雅な神社仏閣を白い二本線の入った青いジャージで練り歩く小学生集団。しかも、赤白帽までかぶって。

これに誰も違和感を覚えていなかったのが、こわいところです。

所属する集団の数だけ常識があるものですね。

ちなみに、卒業生はジャージではなく、春から進学する中学校の制服を着用していました。

卒業式の朝のいつもとは違う特別な空気。真新しい大きめの制服に袖を通した気恥ずかしさと誇らしさ。友達との別れ。未来への希望。サイン帳の交換。お母さんたちの香水の匂い。来賓の長い挨拶。運動会並みに何度も練習を繰り返して迎えた本番。校歌斉唱。呼びかけ。涙。卒業証書。

いくつもの思い出が駆け巡ります。

 

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少し変ではありましたが、青いジャージの集団がリコーダーで演奏する「蛍の光」で送り出されたあの日のことを思い出すと、なんとも胸が締めつけられるのです。