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イラストレーター・山奈央のあれこれどこそこ

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上京して十年以上経つけれども…

今週のお題「方言」について。

東京で暮らすにあたって、普段は地元の方言特有の「~やで」「~なんやけど」という言い回しや共通語にはない言葉などは避けるようにしています。自分の話している言葉を書き言葉に直せば、共通語になっているのではないかと思います。たぶん…。

でも、買い物のときの店員さんとの「これください」「ありがとうございます」というわずかな会話ながら、「どちらの出身ですか?」と聞かれるわたしは、きっと訛っているのでしょう。

おそらく、アクセントやイントネーションが違うのだと思います。

 

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しかし、自分では訛っているか訛っていないのか判断がつかないのです。

(録音を聞けばさすがにわかりますが。)

実は、アクセントやイントネーションという概念がよくわからないのです。高低の強弱とか抑揚とか言われても、語意はわかるもののどういうことなのかいまいちわからないというか…。

例えば「guitar(ギター)」の発音。どう発音するかはわかるのですが、「ギ」と「ター」のどちらにアクセントがあるのかと聞かれても、どっちの音が高いか低いかとか、強いか弱いかとか、どう判断するのかわからないのです。

***

ところで、上京して就職したての頃は、会社で方言を使わないように気をつけていました。特に電話応対には注意していました。

仕事上では相手が聞き取りやすいように、また、会話の上で齟齬が出ないように、共通語を使うべきだと考えていたからです。

…が、先輩に「普段も訛っているけど、電話だとさらに訛りがきつくなるねえ。」と指摘され、自分なりの努力が明後日の方向を向いていたことを知るのです。

結局、共通語をマスターできないまま会社勤めを辞めました。今はフリーで活動しているので、特に訛りを治す必要もなくなりました。

わたしとしては、方言に固執するつもりも共通語を毛嫌いするつもりもないのですが、東京に暮らしていてこれみよがしに方言を使うのもどうかと思うし、かといって共通語を話すのもどこか都会に染まってすかしているような気がするし…と、内心の葛藤がなくもないのです。

まあ今は訛っているからといって誰かに迷惑をかける状況でもないし、訛っていることで不快感を与えるかもしれないけれど、それはそれで仕方ないかと流れにまかせて今に至っています。